乳児の報酬特質に関する解説と実験

みなさんおはようございます!シムズで育児楽しんでますか?😊

最近、乳児がベースゲームに追加されましたが、乳児から幼児に成長する時に報酬特質が得られる可能性があります。今日はこの報酬特質の仕組みについて、わかっている情報を集めた上で解説・実験してみたいと思います。

なお、不確かな部分や間違い・勘違いももちろんあると思いますのでそこはご了承ください。
プレイ環境やシムの個体差もあると思いますし、ご参考程度にしていただければと思います!

※ゲームの話ではありますが、ネグレクトに関する表現を含みますのでご注意ください。

報酬特質の仕組み

乳児から幼児に成長する時の報酬特質には、全部で以下の3つがあります。

  • Unhappy Infant
  • Happy Infant
  • Top-Notch Infant

シムが赤ちゃん(新生児&乳児)でいる間にどれだけお世話をしてもらったか・愛情を受けたかをシステムが計算し、そのレベルによって、これらのうちのどの報酬特質が付くか、あるいは付かないかが決まります。

このお世話を受けた・愛情を受けたレベルは、システム上ではAttachmentと呼ばれています。あえて日本語にするとしたら、「愛着」などですかね。

つまり、こちらの乳児アプデ紹介配信でも説明されていたように、赤ちゃんが泣き叫んでいるのにも関わらずお世話をせずにネグレクトし続けていると、赤ちゃんは「泣いても誰も助けに来てくれない!」というネガティブな感情を抱き、泣き続け、他のシムに対して不信感を抱くようになります。これが、Attachmentが低い状態です。

逆に、お世話や愛情をたくさん受けた経験のある赤ちゃんは、泣いていても「きっと誰かが助けに来てくれるから大丈夫」という安心感を持つため、他のシムや特にお世話をしてくれているシムに対する信頼感が高まります。これが、Attachmentが高い状態です。すごい深い設定をしてくれてますよね!

で、そのAttachmentレベルが次のように階層化されており、そのレベルによって付く報酬特質が決まる仕組みになっているようです。

Attachment -66以下 → Unhappy Infant
Attachment 33以下 → 報酬特質は付かない
Attachment 66未満 → Happy Infant
Attachment 66以上 → Top-Notch Infant

出典:reddit, "Does anyone know how Top-Notch Infant works?", ambruxさんのコメントより

しかし問題は、ゲームをプレイしている間に、このAttachmentレベルを数字として見ることはできないということです!

先述の乳児アプデの紹介配信では、Attachmentレベルを理解するための目安として、乳児でいる期間中に表れるムードレットがあると説明されていました。
「しっかりお世話されている」とか「ネグレクトされている」などのムードレットが付く時があるので、それを「今この子のAttachmentレベルどんな感じ~?」というのをチェックするために使うことができるということですね。

なお、これらの報酬特質のうち、Unhappy InfantとTop-Notch Infantだけが、その後の人生に影響があるみたいです。
Unhappy Infantの赤ちゃんは成長後、他のシムに対する不信感から、関係性を築きにくくなるとか。
逆にTop-Notch Infantだと、成長した後も時々幸せなムードレットを付けたりするそうです。
しかし、筆者はここまでは精査できていないのでよくわかりません。

実験結果

仕組みはなんとなく理解できたけど、実際のところ、どれくらいのお世話をすればいいわけ?ということで、このAttachmentを念頭に置いてプレイしてみた結果を以下に記します。

正直、Attachmentが何によって計算されているか不明ですし、本来はもっと複雑に色々な要素が絡み合ってできているものだと思います。
ですので、当ブログではできる限りシンプルにするために、単純にお世話した回数を数えて、「〇〇回お世話したら報酬特質は✕✕」という目安を作ってみたいなと思います。

こういうのって動画の方がわかりやすいので動画として作りたかったんですけど、Unhappy Infantの検証のために意図的にお世話をしない場面を流すことになって、乳児虐待とかって思われたら嫌だなと思ってブログにすることにしました(笑)見ている方も辛いでしょうしね。

共通プレイ条件:
  • 親シム1人(どのプレイでも同一人物)、子シム1人
  • プレイ開始時にサイエンスベビーを誕生させる
  • 同じ区画、家、家具を使う
  • 乳児の特質はCalm「落ち着く」で統一。ひよりました
  • 新生児で丸1日、乳児で丸1日過ごしてから成長させる(シムズ時間)
  • どのプレイでも、子シムのお世話のためだけに親シムの睡眠を中断しない

Unhappy Infant

お世話の回数:
11回(新生児で6回、乳児で5回)

感覚的なお世話の目安:
  • 泣いても完全無視
  • 「これ以上お世話しないと連れて行かれちゃうよ!」という注意のポップアップが出てから初めてお世話をする
  • 必要最低限のお世話のみで、愛情表現などはなし(自律で1回入っちゃったことはあるかも)

感想およびスクショ:
とにかく辛かった・・・



こんな風に、Attachmentレベルが低いことを示すムードレットが何個も付いた状態でも、連れて行かれるギリギリまで無視し続けました。可哀そうすぎる。


さすがに加齢する前にきれいにしてあげようと思って、おむつを替え、ミルクをあげ、お風呂に入れてあげてから加齢しました・・・


加齢の直前にお世話したおかげか、このタイミングでは「最低限のお世話を受けている」という幸せなムードレットが付いていたんです。

ですが、それはその時のAttachmentレベルを示す一時的なものでしかなく・・・


1度だけちゃんと丁寧にお世話したところで、それまでの度重なるネグレクトの経験が子シムに蓄積されていて、Unhappy Infantに繋がるということなんですね。いや〜よくできてるな。深い。

今回の実験で筆者が一番知りたかったポイントは、「どの程度ネグレクトしたらUnhappy Infantになってしまうのか」というところだったんですけど。これはさすがに大丈夫だわって気がしました。

バグだったり他のシムの自律でうまくお世話できなくて、欲求が大変なことになってしまうことはあれど、ここまでインタラクションをしないってことはさすがにないんじゃないかなぁと。

Unhappy Infantになって、その子のその後の人生にも影響を与えてしまうのは非常に申し訳ないので、どうしてもUnhappy Infantだけは避けたいところですね。

Happy Infant

お世話の回数:
16回(新生児で8回、乳児で8回)

感覚的なお世話の目安:
  • 新生児の時は、泣いても2~3回は無視、それでも泣き止まなかったらお世話をする
  • 乳児の時は、欲求ゲージのうち2項目以上が赤くなってきたらお世話をする
  • 必要最低限のお世話以外にもいくつか愛情表現を含む
  • 対応速度は遅め(その時親シムがやっている行動をキャンセルせずに、優先させてから対応するなど)

感想およびスクショ:
あっこんなもんでOKなの?という感じ。
プレイしている感覚では、ギリギリUnhappy Infantか、何も特質が付かないくらいのレベルかと思ってました。


子を抱っこしながらトイレに行くなんてこともありましたが・・・


加齢のタイミングでは、ご覧のようにお世話はし切れていない状態で、お世話とは関係ない「起きるのが好き」みたいな幸せなムードレットを付けていました。


上述のredditでは、Happy Infantは特に今後の人生に影響がないと推測されていましたが、ここの説明には「周囲のシムとポジティブな関係を築くことが多くなる」って書いてありますね。あまり目立たない程度の緩やかな特質なのかもしれません。
まあ付いたらラッキーくらいに考えておきます。

Top-Notch Infant

お世話の回数:
25回(新生児で16回、乳児で9回)

感覚的なお世話の目安:
  • 新生児の時は、泣いたらお世話をする
  • 乳児の時は、欲求ゲージのいずれかが赤くなってきたらお世話をする
  • 必要最低限のお世話以外にもいくつか愛情表現を含む
  • 対応速度はなるべく早め(親シムがその時やっている行動をキャンセルして対応など)

感想およびスクショ:
意外でした。実はこの回は、1レベル下のHappy Infantを狙ってプレイしていたので拍子抜けしました。


欲求はこれくらいの状況でお世話を開始。


途中、「ちょっとネグレクトされている」というムードレットを付けた時もありました。


こちらも加齢時のお世話が行き届いてないですが、これまでお世話を必要としている時にすぐに対応してきたことがやはり良かったのでしょうか。
結果はTop-Notch Infantとなりました。


ということで、3種類の報酬特質のお世話目安でした。

「報酬特質が付かない」というニュートラルな状態もあるはずなんですけど、何回かトライしてもなかなか叶わずでした。難しいですね。絶妙なネグレクトと愛情のバランスが必要みたいです。

総合的な感想

今回ひよって全員「落ち着く」でプレイしましたが、もっとお世話が大変な特質の乳児だと、全体的なお世話の回数も違ってくるかなと思います。

あと、新生児・乳児それぞれシムズ時間で24時間ずつしかプレイしていないので、期間が長くなればそれ相応に必要なお世話の数も増えるでしょう。

繰り返しになりますが、ご参考程度にお考えください。

いやぁそれにしても、すごいですね。とてもよくできてる!
新生児の期間のお世話もカウントされることで、今までただのオブジェクトだった赤ちゃんが1人のシムとしてしっかり生きている感が増して、お世話にもっと責任を持たなければな〜と思うようになりますね。

今回の乳児アプデの際には、こちらのTwitterスレッドでプロデューサーさんが呟いてくれているような、関係性を築くスピードの調整アップデートなどもあったようです。

乳児にしても、関係性にしても、シムの人生や交流に深いレベルで影響を与えてくれるシステム改良となった意欲的なアップデートだったんだなぁと思いました。

長かったですが、お読みいただきありがとうございます。
みなさんも疲弊しない程度に、シムズで育児楽しみましょう〜!👶


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YouTubeのプレイリスト👇


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